レストラン【Barbareno】

昨晩、こちらでディナーを食べました。
ジャンルとしては、【New American】なので、こってこてのアメリカ料理ではなく、地元の野菜や材料を用いての繊細な味付け、盛り付けの料理になります。

Barbarenoは、サンタバーバラのレストランTOP10にランクインしており、人気のお店です!普段このレストランはコース料理が無いのですが、この日は特別に、ワインペアリングでコース料理を食べる催しがあったので、それに参加しました。


テーブルセッティングはこんな感じで、シンプルながらも、モダンにまとまっています。
夕暮れ時に行ったので、より温かい雰囲気。

さて、コースメニューはこちら。
計5品で、それぞれワインディレクターが選んだワインが付いています。
(ワインディレクターの女性、この日が誕生日だったみたいで、スタッフの計らいでサプライズのお祝いがありました\(^o^)/)

一品目は、アボカドのガスパチョ。
よく海老など魚介類のガスパチョは食べる機会はありましたが、アボカドは初!
抹茶色のスープの上には、泡立ったメレンゲのようなものが。

レモングラス、ミント、ライム、バジルが用いられているので、さっぱりとしたクールな味でした。バジルシードは、キウイの種のようにキュキュっとした食感でした。
このガスパチョには、白ワインがつきましたが、辛口寄りのさっぱりとした白ワインでした。ガスパチョに合わせて、クールでキリっとしたワインをチョイスされたのかな?
さっぱりしているのに、意外に濃さはしっかりしており、美味しかったです。


続いて二品目は、キャロットサラダ。
こちらのサラダ、本当に本当に美味しかったんです!ローカルの野菜を用いているので、鮮度も抜群だし、味も苦味が少なく上品でした。特に、メニュー名の通り、キャロットは味が甘くて風味も優しかったです。

ローストしたアーモンドが食感のアクセントになっており、また、サンタ・バーバラ産のハチミツを用いた、とろみのあるドレッシングが最高でした!ハチミツの甘味は強いのですが、サラダの下にオレンジ色の酸味の効いたソースが敷いてあったので、このソースが良いバランスを作ってくれました。

こんなに美味しいと思うサラダ、今までで初かもしれないです!またこれだけでも食べたいくらい、個人的には大好きなサラダ!
キャロットサラダには、アロマティックな白ワインが添えられました。とにかく風味豊かで、香りから既に濃い印象でした。味も甘めでテクスチャーも少しとろみがありました。キャロットサラダと合わせると、「甘口×甘口」でしたが、あえて対照的な辛口のワインを持ってくるのではなく、甘口のサラダに刺激を与えず、甘口のワインで一纏めする考えも勉強になりました。

ついつい、お酒と料理は対照的な味で甘辛のバランスを取りたくもなりますが、料理の雰囲気や風味をそこなわずに、この二品目は甘口でいく!という表現方法は参考になります。



三品目は、大好きな海老料理!
生海老を半分にスライスしてあり、そこに薄くスライスされたラディッシュやアスパラガス、オレンジがトッピングされていました。

オレンジ色の丸いものはマンゴーのソースで、酸味があるので料理のアクセントになりました。改めて思うのですがここのレストランの、ソースやドレッシングに対する考えや取り入れ方は、本当に素晴らしいです。
料理のアクセントになっているのは勿論なのですが、このソース(ドレッシング)が無ければ、この料理が成り立たないくらいの重要な存在感があります。それだけ、細部まで手を抜かずに仕上げてあるのだと、シェフの真剣な意気込みを感じました。

こういったレストランのソースは、レストランで創作して、食材にマッチするか熟慮されるので、ソースに力を入れているレストランは、総じて素晴らしいレストランだと、新しい気付きを貰いました。
こちらの海老料理には、ピノノアールがつきました。上の写真の通り、透明感がありフレッシュな印象を持ちました。飲んでみると、見た目以上に味がしっかりとしていました。


四品目は、メインの肉料理です!
豚肉って焼くと固くなるイメージがありますが、このポークベリーはナイフでするっと切れ、角煮の様にすごく柔らかく調理されていました。味付けも素晴らしく、豚肉そのものの味が濃く(良い意味で)、舞茸やガーリックのトッピングで、より一層香り高い一品に仕上がっていました。最高でした!

お肉の下には、ジンジャー風味のリゾットが敷いてあり、これも濃厚で美味しかったです。ここまでさっぱりした料理が続いていたので、メインらしく、ぐっとお腹を満たしてくれる食材と味付けでした。
このメイン料理には、ピノノアールがついてきました。味は三品目のピノよりも濃くて、肉料理に合うものがチョイスされていました。残念ながら、この辺りからかなり気分が高揚して酔い、ワインの味がここまでしか覚えていません!五品目も然り(。´Д⊂)


そして、最後の五品目はデザート。

モカ風味のスポンジケーキの上には、味付けされた「Dates」という果物や、ゴートチーズ、ブルーベリージャム等がトッピングされていました。Datesは例えるのが難しいですが、杏子の風味と食感に近いです。写真ではこってりと甘そうに見えますが、ブルーベリーの酸味とチーズの塩気、そしてナッツの食感が効いているので、料理の延長のようなデザートに仕上がっていました。
ワインは、シラーがチョイスされましたが、先述の通り酔っていたので、色味も味も全く思い出せません( ;∀;)ノ


長くなりましたが、以上になります。
スタッフの皆さんも、服装がクールでファッショナブルなので、レストランの印象をより高めていました。また機会を作って行きたいと思えるレストランでした!

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